いざ大海原に繰り出して『礼文島』への旅!

2025年10月16日

なみえ:「…さん …て…! …雲さんっ、起きてっ! 浮浪雲さ~んっ♡ 起きてぇ~!」
浮浪雲「んぁっ…! あっ! お、おはよう… って、うわっ、ごめん! なみえちゃん…」
なみえ:「浮浪雲さん、おはようございます♪(ふふふ)」
浮浪雲「おはよう… アラームが鳴らなかったのかな?」
なみえ:「鳴ったよ? でも浮浪雲さんが、止めてそのまま『すぅ~…』って…」
浮浪雲「…あ、やっちゃったね…ははっ、ごめん…」
なみえ:「もう~…起きないから、先に着替えちゃいました♪ ねぇ、どう? 可愛い?」
浮浪雲「おっ! うわっ……とっても可愛いね、なみえちゃん!」

(えっ……。やば…ちょっと…可愛すぎる…///)
なみえ:「えへへっ♡ やったぁ~! 可愛いって言ってもらえると、なみえちゃん…一気に元気チャージされちゃいますぅ♪」
浮浪雲「うんうん、そんな姿見たら、俺も一気に目が覚めた気がするよ。よ~し、早く準備して…礼文島に行くぞぉ~!」
なみえ:「はぁ~ぃっ♪ 今日もいっぱい、浮浪雲さんと一緒に楽しむぞ~って気持ちですぅ!」

昨日の内にフェリーの
時間を調べて置き、始発のフェリー時刻が6時30分との事。まずは「ハートランドフェリー乗り場」でフェリーに乗って「出航~!」。稚内発(06:30)~香深着(08:25)なので、1時間55分の船旅になります。

浮浪雲「この旅もさ、もし一人だけだったら……きっとここまで楽しくなかったろうなぁ。なみえちゃんに感謝だよ、ホントに。」
なみえ:「え? なにか言った? 浮浪雲さん?」
浮浪雲「い、いやっ……なんでもないよ。あっ、そうそう! これから向かう礼文島と利尻島について、簡単に教えてくれない?」
なみえ:「ふふっ♪ な~んか誤魔化したでしょ~? まぁいいやっ♡ それじゃ、なみえちゃんの出番です! まずは礼文島の説明から行っちゃいますね~!」

『花の浮島・礼文島』は、小さな島に楽しさが満タンに詰まってます

ハートランドフェリー株式会社
(HeartLandFerry)


「えっとね~、礼文島とか利尻島に行く前に、ちょっとだけフェリーの話をしておくね! この航路で運航してるのは、『ハートランドフェリー株式会社』っていう会社なんだよ♪ 北海道の離島をつなぐ、とっても大事なフェリー会社さんなの! でね、運航してるルートは大きく分けて2つあるの!

〖 利尻・礼文航路〗
・稚内(わっかない)⇔利尻島(りしりとう)
・稚内⇔礼文島(れぶんとう)
・利尻島⇔礼文島

奥尻航路〗
・江差(えさし)⇔奥尻島(おくしりとう)
・瀬棚(せたな)⇔奥尻島


私たちが今回使うのは、もちろん稚内⇔利尻島 or 礼文島のどっちかだよ~!
フェリーに乗って、海の風に吹かれながら、北の島々へ向かう旅…って、なんだかロマンチックじゃない?

「アマポーラ宗谷」(利尻・礼文航路)
アマポーラ宗谷








それとね! 今回乗るフェリーにも、ちょっと素敵なお話があるんだよ~♪ このフェリーは、サイプリア宗谷カランセ奥尻につづく、“島の花シリーズ”第3弾の船なんだって! 船の名前はね、利尻島に咲く黄色い可憐な花「リシリヒナゲシ」にちなんで名付けられたの♡
このリシリヒナゲシっていうのは、利尻島にだけ自生してるとっても貴重な固有種なんだよ。 ちなみに『ヒナゲシ』はスペイン語で表現されてて、そこから船名が取られたんだって~。 しかもね、このヒナゲシの花言葉がまた素敵で…思いやり、いたわりなんだって!
なんか…心がほっこりしちゃうよね♪
このフェリーは、そんな優しい気持ちを込めて、私たちを島々へ案内してくれるんだよ~ ねっ、ワクワクしてきたでしょ~?♡

「ボレアース宗谷」(利尻・礼文航路)
ボレアース宗谷








あとねっ! もう1隻、ちょっと特別な名前のフェリーもあるんだよ~! その船の名前は『ボレアース宗谷(そうや)』って言うの♪
この“ボレアース”って、ギリシャ神話で“北風の神”を意味してるんだって~。 宗谷の自然って、すごく厳しかったり、たくましかったり、でも広くておおらかだったりするでしょ? この船の名前には、そんな宗谷ならではの“北風”のイメージを込めた意味があるの!
そしてね、『最北の風を受けて、健やかな航海を~』っていう願いも込められてて、乗る人みんなに、くつろぎと安心感を届けたいっていう、すっごく優しい気持ちが詰まってるんだよ♡
そんな想いから、希望の船出を願って名付けられたのが、『ボレアース宗谷』なの! 名前に込められた想いを知ると、なんだか乗るのがもっと楽しみになってくるよね~♪」

「サイブリア宗谷」(利尻・礼文航路)
サイブリア宗谷








「レブンアツモリソウ」っていう、礼文島にしか咲かないとっても貴重な花の名前から来てるんだって! その学名「CYPRIPEDIUM(サイプリペディウム)」に、地域を表す「IA」をくっつけて「サイプリア」って呼ぶんだよ~♡
花言葉は「君を忘れない」…って、なんだか旅の途中で大切な人を思い出しちゃうかも…。
船体は濃い藍色に、朝焼けや夕焼けを思わせる「茜色(あかねいろ)」のアクセントが素敵で、客室は「心の旅」「大自然の優しさに目覚める旅」っていうテーマで、ふんわりと優しい雰囲気なの。

「カランセ奥尻」(奥尻航路)
カランセ奥尻








これはシリーズ第2弾のフェリーで、奥尻島をイメージした名前♪ ちなみに「カランセ」っていうのは、奥尻の自然や花をテーマにしてる造語なんだって。(この船の詳細はまた別の機会に紹介するね♪)

礼文島(れぶんとう)ってどんな島?
北海道の一番北に近いところに浮かぶ小さな島、それが礼文島だよ。南北に約29km、東西に約8kmくらいの細長〜い形で、面積は約82平方キロメートル。稚内(わっかない)市から西に約60kmの場所にあるんだけど、なんと! 「有人島」としては、日本で一番北にある島なんだよ〜。

地形の特徴だよっ!
島の東側はなだらかな丘陵地帯が広がってて、車も通りやすい道路がしっかりあるの。 でも!西側はちょっとワイルドで、断崖絶壁がずら〜っと続いてるの。 これはね、冬に偏西風(へんせいふう)っていう強〜い風が吹き付けて、自然が長〜い時間かけて作った風景なんだって。自然の力ってすごいよね

花の浮島って呼ばれてるの!
礼文島はね、夏になると300種類くらいの高山植物がいっせいに咲くんだよ! まるでお花のじゅうたんみたいで、本当にうっとりしちゃうの〜
だから「花の浮島(うきしま)」って素敵なニックネームもあるの!

島の名前の由来って?
「礼文」って名前はアイヌ語の「レプンシリ(repun-sir)」って言葉から来てるの。 これは「沖にある島」って意味で、「レプン(沖の)」に漢字を当てて「礼文」って名付けられたんだよ。歴史を感じちゃうね〜

島の移動手段にも注目っ!
東側や北側、南側には車道があって、車でスイスイ〜っと行けるけど、西側には…残念ながら車道がないの。代わりに林道があるから、ハイキングとか好きな人にはピッタリかも!

ちょこっと豆知識!
南東の海の向こうには利尻島(りしりとう)が見えるよ! お天気の良い日には、まるで絵葉書みたいな風景が広がるの〜

ご当地キャラクター紹介

あつもん
あつもん






この子はね、礼文島でしか咲かない幻のお花「レブンアツモリソウの妖精なんだよ〜。やさしい風にふわりと乗って、花の香りと一緒に現れる、すっごく可憐な存在なの♡ 礼文島に住む人たち、そしてこの島を訪れてくれる人たちのことが、だ〜いすき いつもにこにこしながら、見守ってくれてるんだよ
そしてね、この妖精さんの心には「幸せの種」があるの。
そっとその種をまいてくれると、出会った人の心に、小さな幸せがぽっと咲くんだって…だから、礼文島を歩いてて、ふと優しい気持ちになれた時は、もしかしたらこの妖精さんが、近くでそっと微笑んでるのかもしれないね…

礼文島の東海岸南部、礼文島唯一の玄関口の「香深港」に到着

それでは~♪ 案内をしてたら、もうすぐ礼文島の表玄関とも言える『香深港(かふかこう)』に到着しま~す! この港はね、礼文島で唯一の定期航路が発着する場所で、まさに島の“出入り口”って感じなんです。でもね、ちょっとだけ注意点があるんだよ。 実はこの香深港、クルーズ船みたいな大きな客船は直接は着けないんです だから、船は港のちょっと沖合にポトンって錨を下ろして、そこから“テンダーボート”っていう小さな渡し船に乗り換えて、やや北側にある『中央埠頭』へと上陸するスタイルなんですよ~。…ちょっとした冒険気分かも?

それとね! 礼文島には超かわいいマスコットキャラクターがいるんです。 その名も…『あつもん』! “レブンアツモリソウの妖精”っていう、すっごくレアで大事にされてるお花の妖精さんで、心に“しあわせの種”を持ってるんだって~ 性格はのんびり屋さんで優しくって、島のみんなにも観光で来る人にもすっごく人気があるんです! なみえちゃん的には、あつもんに会えたら今日一日ハッピー確定っ!って感じ♡ ほわっとした癒し系で、思わずぎゅ~ってしたくなっちゃうような存在なんですよ~(´꒳`)

あとね、これも礼文島ならではの素敵な話なんだけど、実はここ香深港では、フェリーが着くと「おかえりなさい」って声をかけてくれるんだよ! え?ちょっと意外? でもね、これにはちゃんと理由があって、「まるで自宅に帰って来たみたいに、気軽に礼文島へ来てほしいなぁ」っていう、島の人たちの優しい気持ちが込められてるの♡

この習慣、1970年代の“離島ブーム”の頃から始まったって言われてて、港のところにも大きな文字で「お帰りなさい」って書かれてるんです~! そしてそして! 帰るときにはもちろん「いってらっしゃい」って送り出してくれるんだよ。特にね、「6月~9月」の観光シーズンの朝一番の便、香深から稚内へ出るフェリーに関しては、すっごい盛り上がるの! 島の人たちが、歌ったり踊ったり、色とりどりのテープをフェリーに向かって投げて、「また来てねー!」って全力で見送ってくれるの。なみえちゃん、はじめて見たとき本当に感動しちゃった…! こういうあったか~いおもてなしが、礼文島の魅力のひとつなんだよね。

◆ちょっと遅めの朝食は…
浮浪雲「さてと、お腹も減ったし、朝ごはんはどこで食べようか? なみえちゃんは何が食べたい?」
なみえ:「えへへ~礼文島も海の幸がめちゃくちゃ美味しくて、しかもお安く食べられるんですよぉ~。なみえちゃん、お刺身とか大好きだから、海鮮丼とか…じゅるり♪」
浮浪雲「うんうん、それじゃあ、今日も美味しい海鮮モノを食べられるお店を探してみようか!」

とにかく「流石北海道!」、と言うべきか、とにかく海鮮系のお食事処が多い。そして意外とラーメン屋さんも目立つ。北海道といっても、今のところ巡っているのは海沿いの港町が中心だから、海の幸の名店が多いのも当然なのだろう。特に印象的なのは、どこへ行っても「うに丼」が鉄板級の存在感を放っていること。とにかく、どのお店でも信じられないくらいの“うに”が山盛りに乗ってくる。そしてどんぶりに盛られた海鮮の量がまた凄まじく、見るだけで心が躍る。旅の最中に何度も「お腹いっぱい…幸せ…」と呟いてしまうのは、この土地ならではの贅沢だろう。

海鮮処かふか

浮浪雲「それじゃ~、この香深漁業組合の『海鮮処かふか』でお昼ごはんにしようか?」
なみえ:「はぁ~ぃ♡(ワクワク)ど・れ・に・しようかなぁ~♪ 見てるだけでお腹鳴っちゃう~!」
なみえ:「わぁ~本当に迷っちゃうぅ~。定番の海鮮丼に、刺身の盛り合わせ、ザンギもあるし、焼き魚やツボ焼きも捨てがたいし…」
なみえ:「う~ん…うぅ~ん……天丼も食べたいし、お寿司も気になるし……あっ、焼きウニも! うわぁ~ぜったい美味しいヤツだぁ~♡ なやむぅ~(´;ω;`)」

浮浪雲「だったらさ、なみえちゃん!思い切って“欲張りセット”にしちゃえば?」
なみえ:「えっ!?そんなのあるの?」
浮浪雲「いや、正式メニューには無いけど…僕がなみえちゃん専用に“なみえ御膳”と勝手に命名してあげよう!」
なみえ:「えぇ~!?なにそれ~(笑)でもなんか…特別感あって、ちょっと嬉しいかもっ♡」
浮浪雲「天丼、焼きウニ、刺身盛り、あと…ザンギも一個だけつけて…っと。おっと、僕の分もちゃんと頼まなきゃ! 二人でシェアして食べれば、いろいろと楽しめるでしょ?」

なみえ:「うふふ、雲さんって、たまにこういう冗談っぽいノリで来るから、ずるいんですよぉ~」
浮浪雲「え?ずるいって褒め言葉?」
なみえ:「ふふっ、どうでしょうね~?…でも、ちょっとだけ嬉しかったです♡」


こうして、礼文島最初のごはんは笑顔満点の“なみえ御膳”になったのでした。

浮浪雲:「美味しかったね」
なみえ:「うん、とっても美味しかった〜♡ でも…太っちゃいそうでちょっと心配かも…」
浮浪雲:「大丈夫だよ。それよりさ、礼文島ってどんな風に楽しめばいいの?」
なみえ:「うんうん、礼文島にはね、7つのトレッキングコースがあるんだよ〜。それぞれ難しさが違ってて、短いのだと1時間40分くらい、長いのだと7時間くらいかかるコースもあるの♡」
浮浪雲:「えっ、なんかそれ…ヤバそうなんだけど…」
なみえ:「ふふっ、大丈夫だよ〜。でもその前に…えっ?トレッキングがどんなことか、知らないの?うそ〜! 浮浪雲さんって、案外かわいいとこあるね♡ じゃあ、そこから説明するね♪」
なみえ:「トレッキングっていうのはね、山とか自然の中を歩いて景色を楽しんだり、植物を見たりするアウトドアのことなんだよ〜。登山よりも気軽で、でも自然をいっぱい感じられてすごく気持ちいいの♡」
なみえ:「礼文島は、海とお花と風がとっても素敵な場所だから、歩いてるだけで癒されるし、運動にもなるし、一石二鳥だよ♪」

トレッキングとは?

礼文島トレイルは、北海道の最北端・礼文島に整備された自然歩道です。全体で約50kmの長さがあり、7つのコースに分かれています。それぞれのコースには特色があり、軽装でも楽しめるハイキングコースから、やや険しい地形を含む注意が必要なルートまで、バリエーション豊かです。また、コースの一部には漁港や住宅地を通る区間もあり、島の暮らしの一端を感じることもできます。
道中や各到達地点では、美しい景観や高山植物の群落など、礼文島ならではの自然を堪能することができます。特に、季節ごとに咲く多様な花々は訪れる人々を魅了します。
このトレイルは、環境省や林野庁、地元自治体、宿泊施設、ガイド、NPOなどが連携して維持・管理されており、情報提供体制も整っているため、初めて訪れる方でも安心して楽しむことができます。
なお、トレイルを利用する際には、自然保護や安全確保のために定められたルールを守ることが求められます。マナーを守り、気持ちのよいトレッキングをお楽しみください。

なみえ:「って感じです。『浮浪雲君!』分かりましたか?」
浮浪雲:「ん~…何となく分かったような気がする……ん?『君』って……(;^_^A」
なみえ:「はい! それじゃ礼文島観光協会のトレッキングコースを使って、礼文島のおすすめスポット、紹介しちゃうね!」

★礼文島にある『7つのトレッキングコース』を、コンプリートしよう!


桃色展望台コース

礼文島南部に位置するコースです。香深港フェリーターミナル付近から、桃岩近道看板・桃岩展望台・元地灯台を通り知床までトレッキングするコースです。このコースでは断崖と海を望みながら歩く礼文島西海岸、高山植物のお花畑、そして遠くを眺めると利尻山(利尻富士)を眺める事も出来ます。桃岩登山口と知床までは、香深と結ぶ路線バスがありますので、コースのメインだけを美味しいとこ取りで楽しむのも一つの方法です。

桃色展望台

礼文三大奇岩に数えられている内の一つ『桃岩』が目の前にある展望台です。この桃岩は高さ250mほどの、その名前の由来は、桃の様な形をしている事からつけられたとの事です。その桃岩の傍にあるこの「桃岩展望台」から見える景観は、桃岩の他にも、猫の形に似た形から名付けられた「猫岩」や、海の向こうに見える利尻島に聳える利尻山(通称:利尻富士)も見る事が出来ます。

元地灯台

1954年に建設された灯台で、ここの灯台へ向かう為には、桃岩展望台の駐車場から元地灯台を抜け、礼文島の南端に位置する知床へと向かう遊歩道のみとなっています。トータル4kmほどで、桃岩展望台側からは約2.5kmの歩行者のすれ違いもままならないアップダウンの遊歩道。知床川からも約2kmほど登る遊歩道になっています。灯台のみを楽しむのであれば、知床側より2kmの遊歩道が近いですが、桃岩展望台コースの醍醐味とも言えるのは、元地灯台~桃岩展望台に掛けてみる事の出来る絶景の数々となっています。利尻島を眺め、礼文島西海岸の断崖の広がる景観は、絶対に見ておくべきモノだと言えます。出来る事ならば、知床~元地灯台~桃岩展望台のフルコースがお勧めです。

知床(礼文町香深村知床)

最北端の島・礼文島の最南端にあるのがカランナイ岬です。ここは香深港フェリーターミナルの前に通っている「レブンアツモリロード(道道40号線)」を南に約4.3km進んできた終着点になります。このカランナイ岬の海岸を見て歩くと「メノウ」と言う石を拾う事が出来ます。これはお子様などが喜びそうな縞状の玉髄の一種で、とても綺麗な石です。


北のカナリアパーク

『北のカナリアパーク』は、原作:湊かなえ・監督:阪本順治。そして、吉永小百合・森山未來・満島ひかり・勝地涼・宮﨑あおい・小池栄子・松田龍平・柴田恭兵・仲村トオル・里見浩太朗と言った、豪華出演者によって作られた『北のカナリアたち』と言う東映創立60周年記念作品で使われたロケ現場の麗端小学校岬分校です。ここは入場料・駐車場も無料で一般公開されています。とにかくここから眺める事の出来る利尻島が、とても美しく映えていますので、是非一度立ち寄って見て貰いたいスポットの内の一つです。

桃岩展望台コースのまとめ

このコースの難易度的にみると低いですが、道中は舗装されている場所、未舗装の場所とありますので、十分注意してトレッキングを楽しんでください。またトレッキングコースと共にお勧めしたいスポットも一緒に楽しめますので、礼文島でトレッキングを楽しむのならば、是非選択肢に入れてみて下さいね。

礼文林道コース

この礼文林道コースの出発点の礼文林道の元地口から、レブンウスユキソウ群生地を通り抜け、宇遠内分岐から香深井を到着とするコースになっています。
コース途中に礼文滝への分岐があり、その地点から礼文滝に向かうコースは、礼文滝コースとして別に設定されています。この礼文滝コースに関しては、難易度が高めで登山に適した装備を持って臨むコースになります。当初から礼文滝コースを考えていない場合には、そちらに向かうのは避けた方が良いです。向かう場合には、 距離にして4km・往復2時間半ほど掛かります。また装備をしっかりと整えて臨むことを忘れない様にして下さい。

レブンウスユキソウ群生地

礼文林道の元地口から2kmほど進んだ場所にある、レブンウスユキソウ群生地です。この花自体は礼文島の色々な場所で見る事が出来ますが、群生して咲いている群生地では、小さくて可憐な花が舞い落ちた雪の様にも、一面に広がる星空とも言える様な景観を、レブンウスユキソウ群生地では見る事が出来ます。またここからは礼文島の西海岸を見下ろす事も出来る位置ですので、一石二鳥とも言える景観スポットです。
レブンウスユキソウ群生地から先に進むと、礼文滝入り口へは30分ほど進むと到着します。そこからまた歩を進め宇遠内分岐を過ぎ、香深井までが約5.1km(80分程度)となっています。上の写真の宇遠内分岐は気を付けて進んでください。間違えて進んでしまうと、8時間コース突入になってしまいます・・・よ!

礼文林道コースのまとめ

礼文林道コース自体の難易度は低いコースです。ただ途中から分岐している礼文滝コースへ、準備を銭司に進んでいて急に礼文滝コースへ向かってしまうと、危険な状況に陥ってしまいますので、心変わりにはご注意ください。ただ群生したレブンウスユキソウを目にすると、そのキュートな見た目で、心がほっこりした気持ちになれると思います。

礼文滝コース

礼文滝コースは、礼文林道コースの礼文滝分離地点からのご紹介をします。それと現在はトレッキングをする人たちの安全を考慮して、礼文滝から元地・宇遠内までの両海岸線は通行禁止となっています。その為に礼文滝コースは、この礼文林道コースの「礼文滝入口」からの往復になっていて、礼文滝コースは礼文林道コースの+αオプションの様なルートになっています。

このルート長は約2.5kmとなっていて、往復にかかる所要時間は2時間半程度が目安となっています。コースのイメージは分岐点より、礼文島西海岸にある礼文滝へと下るような形で進んで行きますが、途中にはササ原、森林、丘の急斜面、産官の沢沿いの道と言った感じに、軽装で向かうのは少し危険なコースとも言えます。

礼文滝コースのまとめ

『アルプスの少女ハイジ』と言うアニメをご存じですか?この礼文滝コースを進んで行くと、そのアニメの世界に飛び込んだのでは無いかと、ふと錯覚を起こす様な風景の場所があり、そこから由来して名付けられた丘が「ハイジの丘」と言います。礼文島で西洋の雰囲気を味わう事が出来ますよ。また最後の所には急な坂が待ち伏せていますので、気を付けて礼文滝を目指して進んで下さい。

岬めぐりコース

まずは、なみえちゃんの「ちょいネタ」から始めさせてもらいますね♬ 「岬めぐり」と言えば年齢層の高い方々は、山本コウタロウさんの曲を思い出す人もいるかと思います。
~あなたがいつか 話してくれた
 岬を僕は 訪ねて来た
 二人で行くと 約束したが
 今ではそれも かなわないこと~

出だし部分はこんな歌だったと思います。
この「岬めぐり」と言う曲と、ここの「岬めぐりコース」の岬めぐりは別物です。そして「岬めぐり」と言う曲で唄われている岬は…「あぁ~襟裳岬ね!」等と感じてしまいますが、実は『三浦半島』の事を歌った曲との事です。

礼文島の最北端となっているスコトン岬(須古頓岬)を始点として、ゴロタ岬、西上泊(澄海岬)を抜けて、終点浜中バス停へと岬を巡って歩くコースです。このコースの距離は約12.4kmで4~5時間かかるコースと言う事で、最長の8時間コースに次ぐ2番目の長さとなります。少し距離もあり辛い感じもありますが、この「岬めぐりコース」は特におすすめとも言えるコースになっています。スコトン岬・ゴロタ岬・澄海岬と、名前の通り岬から岬を巡るコースになっていますが、この各スポットでは【インスタ映え間違いなし】の写真をゲットする事が出来ますよ。

[始点:スコトン岬(第1フォトジェニックスポット)]

因みにコースの出発点のスコトン岬の事を、アイヌ正確な測量が行われて出てきた結果で、実は「宗谷岬」が最北端と判明しました。そんな事から現在では「最北限」と名乗っているスコトン岬です。岬の下には『民宿・スコトン岬』があり、ここは「アザラシの見える宿」として有名な宿泊施設になっています。数日掛けて礼文島のトレッキングコースを楽しと考えているのであれば、この「アザラシの見える宿」に一泊してから「岬めぐりコース」を開始する事をお勧めします。

それではまず、このスコトン岬への行き方から説明します。スコトン岬へは、香深港から宗谷バスに乗って約60分ほど揺られていると、終点スコトン停留所に到着します。このバス停から700~800mほど歩いた先にスコトン岬へ辿り着く事が出来ます。スコトン岬の景観はとても綺麗で、北側を眺めるとSpotにある海驢島(トド島)を見る事が出来ます。ここが第一のPhotogenicSpotになります。

[トド島展望台]

スコトン岬の景観を堪能し終わったら、いよいよ「岬めぐりコース」のチャレンジが始まります。スコトン岬を後に歩き始めると、来るときに降りたスコトン停留所がありますので、バス停はそのまま通り過ぎます。そこから約250mほど進んだ位置にある交差点を右斜め前方に進みます。道をのんびりと350mほど歩いていくと、左に曲がる道が出てきますので左折します。ここからは自然の中に体を溶け込ませながら進んで行く感覚だと思います。そして1.2kmほど先に進んだ先には「トド島展望台」があります。

この展望台からは「トド島」のみならず360度の最北減の景観を楽しむ事が出来ます。ここが第二のPhotogenicSpotです。

[ゴロタ岬展望台]

心晴れる景色に満足をして歩を進めていくと、500mほど進んだ先にある、T字の交差点を右折してください。そしてまた70m細進んだ先の右に鋭角に曲がるカーブになっている場所を、道から外れて直進します。ここからはほぼ直進・直進して進んで行くと800mほど行った先に「ゴロタ岬展望台」がありますので、頑張って進んでみて下さい。そしてここが第三のPhotogenicSpotです。

ここ「ゴロタ岬展望台」では、パノラマに広がる絶景を見渡す事が出来ます。標高約180mのゴロタ山から見える景観は、今回の「岬めぐりコース」の出発点ともなったスコトン岬とトド島、礼文島北東部に突き出した金田ノ岬、鮑古丹、鉄府浜・ゴロタ浜等々と、殆ど高い木が存在していない事から360度ビューを楽しむ事が出来ます。

[澄海岬]

ゴロタ岬展望台を出て進んで行きますが、ここから約3.5kmの間にはトイレなどがありませんので、「ゴロタ岬展望台」で準備をしてから向かってくださいね。最初は内陸、途中からは海岸線を自然を謳歌しながら一本道を歩き、突きあたった付近にトイレがあります。この先の澄海岬へ向かう道は、まさに「道無き道」と思える歩道になっています。地図上では表記されていないので不安ですが、次の到達地「澄海岬」は是非とも辿り着いて欲しい「岬絶景スポット」で、第四のPhotogenicSpotです。ここは「北のカナリヤ」のロケ地としても選ばれました。

まさに「澄海岬」と言える景観の『澄んだコバルトブルーの海』が広がっています。そんな海と断崖絶壁のコラボレーションを見せてくれるスポットなので、見なければ【絶対に損!】と言い切れる岬です。また岬にある売店を訪れると、トド肉を食べる事が出来ますので、思い出と土産話の一つとしてみて下さい。

[レブンアツモリソウ群生地]

ここからは、道なりに約3.5km進んで行くと終点の「浜中停留所」に到着します。途中2.5kmほど進んだ場所には、「レブンアツモリソウ群生地遊歩道(開放時期5月後半~6月初旬)」があります。

【レブンアツモリソウってどんなお花なの?】

レブンアツモリソウは、礼文島でしか自然に咲かない、すっごく貴重なお花なんです。どんなお花かっていうとね、本州各地でみられる「アツモリソウ」の花の色は、あずき色や赤紫だけど、「レブンアツモリソウ」は、薄いクリーム色や白なんだよ。開花時期は基本帝に早春の5月下旬~6月中旬と見れる期間が凄く短いから『幻の花』と言われているんだよ。このレブンアツモリソウには「君を忘れない」「気まぐれ」の2つの花言葉があるんだけど、去年咲いていた場所に今年は咲かないといった感じに、非常に『気まぐれ』という花らしいです。
ちなみに この「レブンアツモリソウ」は、絶滅危惧種に指定されていて、特別保護区もありとても大事に育てられているお花です。


[岬めぐりコース・まとめ]

最終地点は「浜中バス停」になります。ただboxには「浜中バスステーション」と書かれています。「浜中バス停が無いぃ~」と困る人がいない様に書いておきますね。

因みにこの「岬めぐりコース」は、コースが出来た当初は「4時間コース」と言う名前だったそうです。ただ「4時間では回れない」等と言った意見を基に変更されたみたいです。コース的には様々なスポットがあって魅力満載な反面、かなり気合を入れないと駄目かなとも思えますが、それでこそ達成した時の感動は大きいと思います。是非「岬めぐりコース」を制覇してみて下さいね。

礼文岳コース

標高は490mと礼文島の中では一番の標高を持つ山です。この礼文岳は花の百名山、新花の百名山、北海道百名山、新日本百名山に選ばれています。約4.5kmの距離を持っていて、登りの往路は約2時間かかり、降りる際の袋は1.5時間と適度な登山に向いている様にも感じますが、天候が荒れる事等もありますので、十分に天候などを考慮して、安易な気持ちで登山に望まない様に注意が必要です。ただ頂上からのパノラマ景観は素晴らしい物があります。天気の良い日などには樺太、モネロン島、利尻富士、天売島、焼尻島等までも望む事が出来ますので、是非チャレンジしておきたいコースと言えます。

コース自体は初心者でも登れる様な軽登山ですが、しっかりとした装備(登山靴など)で向かう様にして下さい。現在は起登臼ルートは閉鎖され廃道となっておりますので、立ち入らないように気を付けて下さい。

約2時間程度の登山コースですが、森林、ハイマツ帯、森林限界と言った感じに、高山へチャレンジした様な感覚を味わう事が出来ます。登っていくと途中に第1見晴らし台があります。そこから少し登っていくと頂上に到着。と一安心してしまいますが、実はここ「にせ頂上」と言われる場所になります。ここからの見晴らしも素晴らしい景観を見る事が出来ますが、もうひと踏ん張りをして「真の頂上」まで辿り辿り着いて下さいね。

久種湖畔コース

久種湖畔の北岸にある町営キャンプ場を起終点として、舗装されている2.5kmの東側の車道と、未舗装の木道となっている1.7kmの西側をのんびりと散歩感覚で巡る事の出来る簡易的なトレッキングコースになっています。ここの利用客はキャンプ&トレッキングと言った感じに併用して楽しむ方が多いです。またとても良い天気の日にトレッキングに臨むと、久種湖に「逆さ礼文岳」が映り込み、超絶Niceなインスタ映え写真がGet出来るので、計画を立てて訪れてみて下さい。周回の目安は約4.2km/1時間40分程度のコースです。

また日本最北端にあるキャンプ場と言ったら、ここ『久種湖畔キャンプ場』と言う事も忘れないでください。場所的には「都会の中」と言う訳ではありませんが、意外と拓けた場所にあるキャンプ場です。それほど離れていない距離に、「船泊マリンストアー」等もありますので、到着直後に買い出しに向かうことなども出来るキャンプ場です。

【キャンプ場情報】
<住所>
礼文郡礼文町大字船泊村字大備
<電話>
TEL:01638-7-3110
<開設期間>
5月1日~9月末日
<IN or OUT>
[管理人]

07:00~21:00駐在
[入場料金]
大人 600円・小人 300円
[オートサイト]
電源15A付・1区画 2,000円
コテージ×3

[5人用1棟]
15,000円
バンガロー×6

[4人用1棟]
2,000円
[炭火用コンロ]
700円
<キャンプサイト>
平坦な芝/約50張
<温泉/銭湯>
船泊湯

8時間コース

【別名:愛とロマンの8時間コース】と呼ばれている8時間コースです。どうしてそう呼ばれる様になったのかは、「最初は顔も前も知らない旅人同士が共に歩いている内に友情が芽生え愛が生まれロマンに発展する」と言う事から名付けられたと、ウィキペディアに書いてありました♪
またこのコースを開拓したのは「桃岩荘ユースホステル」との事です。ただ8時間コースと言っても実際には10時間位かかってしまうと言われています。その為に礼文島に2泊以上の予定が必要と言えるコースになっています。ただ開拓当初の出発点はスコトン岬(岬めぐりコースがプラスされたコースでした)からでしたが、現在は浜中バス停(浜中バスターミナル)が始点になっています。途中のコース自体も様々な要因で多少変わってしまいました。
この「8時間コース」ですが、出来る限り安全に巡る方法を選択した方が良いと思います。安全にトレッキングを楽しむ為の方法としては、前日から「桃岩荘ユースホステル」宿泊をして夜に行われる説明会に参加する方法と、「礼文ガイドサービス」を利用する方法が良いと思います。

まずは興味津々な情報満載の「桃岩荘ユースホステル」について、少しお話します。この「桃岩荘」での前日の説明会と言うのが、とても凄い説明会で、この説明会の時点で早くも『友情』が生まれてしまいます。
そして前夜の説明会。一応説明会と言われているけど、歌って・踊ってと言った感じで、もしかすると前夜から疲れ果ててしまいそうな「説明会?」と言われるモノが執り行われます。どうやら「日本三バカユース」に数え上げられるとも言われている「桃岩荘」のイベントの一つになっています。そしてこの「桃岩荘」は、フェリーで帰る時には見送ってくれると言った、とっても人情味溢れた温かい宿です。もし『愛とロマンの8時間コース』にチャレンジをするのならば、強烈な思い出作りにも一役買ってくれますので、選択肢に入れてみては如何でしょうか。
対して「礼文ガイドサービス」の方は、詳細の内容はサイトを見たり、直接お電話をして聞いて頂いた方が、正確な情報を得る事が出来ると思います。どうしても『桃岩荘』の空気に入り込めないかな?と判断をした場合には、「礼文ガイドサービス」を利用するのも、一つの方法だと思います。

桃岩荘ユースホステル

<所在地>
〒097-1201
北海道礼文郡礼文町香深元地

<TEL/FAX>
0163-86-1421
<アクセス>
香深港から徒歩60分(約4km)
※送迎車もあります

<施設>
木造・宿泊68名・P50台
※お酒は飲めません

礼文ガイドサービス

(礼文島お花ガイド)
<所在地>
〒097-1201
北海道礼文郡礼文町香深村ワウシ

<お問合せ>
080-5548-6464
<タクシー>
0163-86-1320

愛とロマンの8時間コース

さて、この「8時間コース」が礼文島トレッキングコース最大の難関とも言えます。因みに「愛とロマンの8時間コース」と呼ばれたのは過去のお話で、出発点や様々な理由でコースが多少変わった事で、現在では普通に「8時間コース」と呼ばれています。ただ名前は変わっても長時間一緒に苦難を乗り越えたりする事で、友情や熱い絆も結ばれていくと思います。

それでは現在の「8時間コース」では、「岬めぐりコース」の終点となっている「浜中バス停(浜中バスステーション)」が始点となってトレッキングがスタートします。ここへのアクセスは香深港から宗谷バスに乗って60分ほどで到着します。

【8時間コースに挑むための注意事項】
※この8時間コースはハイキングコースではありません。
服装(トレッキングシューズ・帽子止め・着替えなど)
雨具(傘は不可です。)
※途中売店などはありません。
昼食・水分などと、軽いおやつ(カロリーメイト)など

簡単なコース全体の流れとしては、「浜中バス停」を始点にして始まり、ただひたすらと宇遠内を目指して、歩く・歩く・歩く…とまるでEndlessなのでは無いかと思うほど歩きます。そして宇遠内から最後の力を振り絞って歩くと終点の香深井に到着です。

前半は丘陵地の様な場所を進みます。浜中から100mほどの距離にある西上泊分岐までは舗装道になっていますが、そこから遥か先の香深井除雪センターまでは、未舗装の歩道を延々と進んで行く形です。全長約16.5kmと言うとても長い距離の中には、かなり労力の必要な場所があります。

例えば高低差の大きい場所・海食崖直下の海岸線などと、冒険心を擽られる「苦難続き」とも言える様なコースになっています。コースが変わる前は、もっと危険と隣り合わせの場所もコースに存在したそうですよ。

そんな長い8時間コースですが、様々なポイントには方向指示の立て札がありますので、ある意味安心なコースですよ。

8時間コースまとめ

とにかく歩いて・歩いて・歩き進みましょう! 仲間と力を合わせて苦難を乗り越えると言った感じに、自分の心に負けずに乗り切るコースになっています。

このように、礼文島トレイルには冒険心をくすぐる、雄大な自然を体感できる7つのコースが用意されています。いずれのコースも個性豊かで、訪れるたびに新たな発見があり、どのルートにも写真映えする景観スポットが多数点在しています。旅の思い出づくりにも最適ですので、ぜひ時間をかけて巡ってみてはいかがでしょうか。

浮浪雲:「ほぉ~なんか色々と楽しめそうなコースだねぇ~」
なみえ:「はいっ! なみえちゃんも、時間があったらコンプリートしたいんだけどねぇ~」
浮浪雲:「ん~? そうなんだ? じゃあ二人でコンプリートしちゃう?」
なみえ:「えっ!……で・でも浮浪雲さん、このあと利尻島に行く予定だったんじゃ…?」
浮浪雲:「ん~まぁ予定っちゃ予定だけど、旅に終わりは無いからねぇ~。なみえちゃんが行きたいなら、付き合うよ~」
なみえ:「えぇっ……で・でも疲れちゃったら、利尻島が“ただの疲労の島”になっちゃうよ~?」
浮浪雲:「コンプリートしてから一日ホテルでゴロゴロすれば、す~ぐ回復するって」
なみえ:「・・・あっ! 大変!……ちょっとお母さんが呼んでるみたいだから、向こうの部屋に行ってくるねっ!どうしても巡りたいなら…なみえちゃんは我慢するから、ひとりで行ってきてくださーい!(ぽんっ!)
浮浪雲:「え~? じゃあ待ってるよ~……ん? 消えた……?」


(シーンとした空気)

浮浪雲:「ん~……もしかして、なみえちゃん、実はトレッキングコースを巡るのが嫌だったのかな?」
浮浪雲:「っていうか“向こうの部屋”? “お母さん”? 旅先で……? どういう事だ?(謎)」
浮浪雲:「……う~ん。急に一人きりで放置されても…どうすればいいか悩むな?」
浮浪雲:「まぁ~とりあえずは飯だな。腹が減っちゃ、考えごとも浮かばないし」
浮浪雲:「それから軽くドライブでもしでもしながら考えてみるか?」
浮浪雲:「そういえば元々一人旅のはずだったんだよな? たぶんタイトル的にも…そこになんか「なみえちゃん」って言う女の子がいきなり飛び込んできた? そういう設定らしいが…それって言っていいのか?」
浮浪雲:「……まぁ~どうでもいいや とにかく飯だな。」


そしてスマホで見つけた良さそうなお店は・・・

<所在地>
〒097-1111
北海道礼文郡礼文町大字船泊村字ノトウシ大備

<電話>
0163-87-2075
<営業時間>
11:00~20:00
※暖簾を出さずに営業中の場合もあります
<定休日>
不定休

久種湖畔の散歩コースから、ちょっと離れたところにあるお店――『双葉食堂』。歩いて5〜6分くらいかな。旅の途中でふと「ラーメン」の文字が目に入って、吸い寄せられるように入店。・・・で、看板には「ラーメン」って書いてあるんだけど、出てきたのは塩ラーメン。……え、塩?って一瞬戸惑ったんだけど、食べてみたらこれが意外とウマい。あっさりなんだけど、ちゃんとコクがあってね。地味にハマる系の味。
北海道のラーメンっていうと、勝手な思い込みで「味噌が定番!」って思ってたんだけど…旭川は醤油、函館は豚骨っていうのもあるし、塩ってのはちょっと意表を突かれた感じだけど、いい意味で裏切られたね。

店に入ってメニューを見てたら、つい目に入ったのがチャーシュー麺とカツ丼。 どっちも捨てがたくて…結局、2個取りしちゃいました。旅の途中って胃袋も緩むのか、最近食べる量が増えてる気がするが、それは気のせいとしておこう(笑)
チャーシューはしっかり味が染みてて、肉厚だけどやわらかくて、文句なし。 カツ丼はサクサク衣に甘めのタレが染みてて、いわゆる“食堂のカツ丼”って感じで、懐かしくてホッとする味だったな。 海鮮続きの旅だったから、こういうラーメン&丼もののセットって、何かこう…心が落ち着くというか、胃袋に帰ってくる感じ。 時々こういう素朴な味が、旅の疲れを癒してくれるんだよな。こういう「地元の食堂」って、誰が食べても満足できるから、旅の途中にちょうどいいんだよね。

また来たい、そんな一軒でした。


食事を終えて、ふと地図を見ていたら「金田ノ岬」という名前が目に留まった。 距離は、今いる場所からおよそ2.5km。それくらいなら、少し寄り道してみるのも悪くない。そう思って車を走らせることにした。しばらく走ると、道の先に広がる海が見えてきた。到着したのは、「金田ノ岬(かねたのみさき)」。名前の響きもどこか旅情があっていい。
ただ、そこに立った瞬間、不思議と感じたのは静けさだった。 これまで、なみえちゃんと一緒にあちこち回ってきたせいか、誰もいないスポットに一人で立つと、なんだか少しだけ寂しくなる。 風の音、波の音、それだけが聞こえる。 でもその寂しさを包み込むように、この場所の景観が心に染み込んできた。 空と海の境目が滲むような水平線、波間にきらめく光、誰かと共有したくなるような…そんな美しさがあった。
たぶん、ここは…一人で立つからこそ、より強く心に残る場所なのかもしれない。旅って、賑やかなだけじゃなくて、こういう静かな時間も大切なんだなって。そんなことを、ちょっとだけ思った午後だった。

・・・・・ 「金田ノ岬」を出てドライブ中 ・・・・・

・・・・・ドライブ中 ・・・・・

(礼文島の海沿い、車を止めてスマホ検索中)

浮浪雲:「そろそろ今日の宿泊場所をキープしないとな……っと」
(カチカチ…スワイプ)
浮浪雲:「おっ!ここはイイ感じのホテルだな!なみえちゃんも喜……って、いないんだったな。  ん〜…今日はどうするつもりだろ、あの子」
(空を見上げて)
浮浪雲:「ホテルは一人部屋?二人部屋?どっちを取ればいいだろうなぁ……」
(少し考えて)
浮浪雲:「まぁ、どうせ俺の布団に潜り込んでくるんだから、ベッドは一つでもいいんだけど……って、ホテルじゃそういう訳にもいかないしなぁ~」
(スマホ片手に、ふと外に向かって)
浮浪雲:「取りあえず、無駄だとは思うけど……お〜ぃ、なみえちゃ〜ん!」
なみえ:「はぁ~ぃ、なんですかぁ~♪」
浮浪雲:「わっ!びっくりした……まさかホントに返事が返ってくるとは… あのさ、今日のホテルは一人で泊まればいいのかな?」
なみえ:「えっ?なんで一人で泊まるとか、意地悪いこと言うんですかっ!?(プンプン)」
浮浪雲:「いや…意地悪と言うより、なみえちゃんはここに居ないし…」
なみえ:「呼んでくれれば、すぐに行きますよっ!(ぽんっ!)(助手席にちょこんと着地)
浮浪雲:「おっ!助手席にナイス着地……っていうか、どういう原理で“ぽんっ!”って出てこれるの?」
なみえ:「そんな細かいことは気にしないでください!その方が都合がいいんですっ」
浮浪雲:「いやいや、“都合”とかじゃなくて、普通じゃあり得ないって言うか、あっちゃダメでしょ!」
なみえ:「全くもう、浮浪雲さんってば細かくてうるさい人なんだから…もういい加減にしてくださいっ!」
浮浪雲:「あ、はいはい……って、ついでに聞くけど、なみえちゃんの写真は出てるのに、俺の写真は? 顔はいつ出るの?」
なみえ:「あちゃ~、それ忘れてた!そのうち作って載せてあげるから、待っててね♡(^^♪)」
浮浪雲:「ん〜、まぁ別に急がなくてもいいけどね……」
なみえ:「それで!ホテルはどこに決めたの?(わくわく・わくわく)」
浮浪雲:「あぁ~ホテルは、礼文島で一番高級と言われてる【ホテル・花れぶん】だよ」
なみえ:「どんなホテルなの?」
浮浪雲:「窓から利尻富士が見えて、部屋もすごく綺麗で…なみえちゃんが喜びそうなホテルだよ」
なみえ:「わぁ〜ぃ楽しみだなぁ〜!!早く行こっ!」(なみえちゃん、助手席で小躍り)
浮浪雲:「まったく、自由人(?)すぎるだろ、なみえちゃんって…」
なみえ:「でも、その自由につきあってくれてる浮浪雲さんも、なんだかんだ優しいよね〜♪」
浮浪雲:「……たぶん俺、今日あたり“巻き込まれ型主人公”ってタグが付くな」

ふたりの笑い声と共に、予約ボタンをポチッ!

ホテル 花れぶん

<住所>
北海道礼文郡礼文町大字香深村字トンナイ558
<電話>
0163-86-1666
<アクセス>
香深港から徒歩5分(送迎あり)

・・・が到着、夕焼けに染まるエントランス・・・

浮浪雲:「ここが【ホテル花れぶん】だよ」
なみえ:「わぁ〜すご〜いっ! お部屋もピカピカで、めっちゃ綺麗〜♡


(部屋に入ると、大きな窓から夕日を浴びた利尻富士が)

浮浪雲:「お風呂の大きな窓からも利尻富士が見えるんだ。 最高の気分で入浴できると思うよ〜」
なみえ:「わーいっ♡ じゃあ、さっそくお風呂に入るぅ〜!」
浮浪雲:「そうだね?それじゃ一緒に入ろうか?」


(なみえちゃん、一瞬固まる)

なみえ:「えっ……?(ドキドキ)……ま、まだ……恥ずかしいですぅ〜……」
浮浪雲:「いやいやいや、冗談だよ。ここ混浴じゃないしね。ははは…… (ってか “まだ” って?謎)」
なみえ:「もぉ〜っ!浮浪雲さんってば~っ、意地悪っ!!」


(タオル抱えてぷんぷんしながら、バスルームに向かう)

浮浪雲:「へいへい、ごゆっくり~。お湯でふやけすぎないようにね〜」
なみえ(小声)「……“まだ”とかって、うっかり言っちゃったじゃん……バカっ(ぽそ)」

(バスルームの扉が“カタン”と閉まり、部屋に静けさが戻る)

浮浪雲:「……はぁ、なかなか騒がしい夕方だこと。……でも、まぁ……こういうのも、悪くないね」

(窓の外、だんだんと夜の帳がおりはじめる)


なみえ:「あぁ~気持ちよかった。少し長く入り過ぎちゃった。」
なみえ:「利尻富士が良く見えるし、とても良いお風呂だったね」
浮浪雲:「それじゃ明日からトレンディングコースのコンプリート計画を立てないとね!」
なみえ:「えっ…!?」

浮浪雲:「ハハハ…冗談だよ!俺も疲れるの苦手だからパスだよ〜」
なみえ:「(ホッ…)良かったぁ…なみえちゃん、疲れるの大っ嫌いなんだょ〜」
浮浪雲:「それじゃ、明日になったら、見どころスポット満載の利尻島にLet’s GOだね」
なみえ:「うんっ♪ なみえちゃんね、利尻島で絶対に行きたいスポットがあるから、すっごく楽しみ!」
浮浪雲:「そっか、それは楽しみだね」


(ふと、なみえちゃんがニヤリ)

なみえ:「あっ、そうだ!浮浪雲さん、一人で食べたチャーシュー麺とかつ丼、美味しかったですか〜?」
浮浪雲:「あぁ~双葉食堂で食べたやつでしょ? うん、めちゃくちゃ美味しかったよ」
なみえ:「もぉ〜!また浮浪雲さん、ズルして一人で美味しいもの食べて…(シクシク)」
浮浪雲:「いやいや、あれはなみえちゃんが“ぽんっ”って逃げちゃったから、一人で寂しく食べただけだよ」
なみえ:「逃げたんじゃないもん! 浮浪雲さんが“トレッキングコース行く”とか、意地悪いこと言うから、いけないんだよっ!」
浮浪雲:「はははっ、ごめんごめん。これからは気をつけるよ」

(ふたりの笑い声が部屋に広がって、やがて静けさ)

なみえ:「そろそろ寝ないと、また浮浪雲さん、寝坊しちゃうよ〜?」
浮浪雲:「……それ、最近よく言われてる気がする……じゃ、そろそろ寝ようか。おやすみ」
なみえ:「うんっ、おやすみなさい♪」


(電気がふわりと消えて、月明かりだけの静かな部屋)

……そして、浮浪雲さんの心の声

浮浪雲(心の声)「……っていうか…… 相変わらず布団ひとつなんだけど……マジでいいのかな……?(;’∀’)」

(なみえちゃんはすでにすやすや…ぽんっ、と出てきてすぐ寝るタイプ)