いつもとなんか違う日…不思議な感覚!
浮浪雲:「はぁ~ぁ…ん? なみえちゃんはまだ戻ってきてないのかな? 今は…ん〜6時か…」
浮浪雲:「もしかして…お母さんに捕まって出てこれなくなったのかな? もしそうだとしたら、今後は少しは考えないとヤバいかもな?」
浮浪雲:「それにしても昨日の なみえちゃん なんか変だったよな…」
浮浪雲:「甘えている? と言うよりは…寂しがっていた感じかな? 何が寂しかったのだろうか?」
浮浪雲:「なみえちゃんが帰って来なかったら…今日はどうしようかな?」
浮浪雲:「一人で巡ってもねぇ~なんかつまらない? ん…もしかして俺も寂しさを感じているのか? ふぅ~っ」

(シュタッ! キョロキョロ…)
なみえ:「あっ! 浮浪雲さん、おはようございます!」
浮浪雲:「ん……??? あ、あぁ……おはよう」
なみえ:「遅くなってしまって、ごめんなさい」
浮浪雲:「ん? い、いや……それは別にいいけど……もしかして、お母さんにすごく怒られちゃったの?」
なみえ:「えっ……あっ! は、はい……そうなんです。帰ったらお母さんが部屋で待っていて……捕まっちゃいました」
(……お母さん?)
浮浪雲:「怒られて落ち込んでるのかな? なんかいつもと……ん~、まぁいいや。そういえば今日は、いつもの(ぽんっ!)じゃなくて(シュタッ!)なんだね?」
なみえ:「あぁ~、あの音は人それぞれ違うんですよ!」
浮浪雲:「そっか……ん? “人それぞれ違う”って……今日は、なみえちゃんじゃないの?」
(あっ! まずい…)
なみえ:「え、えっと……人というより、その時の気分やテンションで音が変わるんです!
浮浪雲:「あぁ~、なるほど。確かに……いつもとヘアスタイルもメイクも違うしね。雰囲気変わったよ」
なみえ:「あっ、それは急だったからです」
浮浪雲:「ん? 急だったって……何が急なの? …あぁ~、急にイメチェンしたくなったってことですね?」
なみえ:「えっ……あ、そ、そうなんです! 今日の朝、急にイメージを変えたくなっちゃって」
浮浪雲:「今日のコーデもメイクも、とても可愛くていい感じだよ」
なみえ:「えっ……(テレテレ…) あ、ありがとうございます……急に褒められると、照れちゃいます」

浮浪雲:「まぁ、今日は昨日の続きで――宗谷エリアの残り二つの町巡りだな」
なみえ:「は、はいっ。今日もよろしくお願いします(ペコリ)」
浮浪雲:「はははっ……今日はいつもより丁寧な話し方だね。」
(……なんか変だな。何か隠してるのか? まぁいいけど)
なみえ:「なんか緊張しちゃって……ごめんなさい」
浮浪雲:「ん? 緊張? 何に緊張してるの?」
なみえ:「やっぱり初めてのひと……(あっ!) えっと、そうそう! 初めて行く町だから、なんとなく緊張しちゃって」
浮浪雲:「へぇ? なみえちゃんがあまり知らない町って……中頓別町と枝幸町のこと?」
なみえ:「えっ……そ、そうなんです。でも案内は任せてください! ちゃんと勉強してきましたから」
浮浪雲:「はははっ、勉強までしてくれたのか? ありがとな。」
(……やっぱり今日のなみえちゃん、ちょっと変だな。昨日お母さんに相当怒られたのか?)
なみえ:「勉強ってほどじゃないですけど……ちょっと調べておきました」
浮浪雲:「それでもありがたいよ。じゃあ、準備してから出発しようか」
なみえ:「はい、わかりました!」
とりあえず朝食を済ませ準備をし…なんかいつもと違った感じの なみえちゃんと浜頓別温泉ウイングを後にしました。
浮浪雲:「それじゃまずは、中頓別町から行くから――中頓別町の紹介、お願いできる?」
なみえ:「えっ? もう説明を始めるんですか?」
浮浪雲:「ん? いつもそうだよね? どうしたの?」
なみえ:「えっ……ちょっと心の準備をしてなかったので、少し驚きました」
(……ん? やっぱり今日のなみえちゃん、なんか変だな)
浮浪雲:「あっ、嫌だったら目的地に着いてからでもいいよ」
なみえ:「いえ、大丈夫です。それでは――中頓別町のスポット紹介を始めさせていただきます」
(……“いただきます”って? 今日は本当に別人みたいだな)
浮浪雲:「じゃあ、よろしく」
中頓別町


えっと……こちらは宗谷エリアの中で唯一、海に面していない町の中頓別町です。頓別川の名前の由来はアイヌ語で“トー・ウン・ペッ”、つまり“湖から出る川”という意味から来ています。その川の中流付近にある町ということから、『中』を冠して“中頓別町”と名付けられたそうです。

北海道の中頓別町にはね、とってもキュートなキャラクターがいるんだよ~。その名も… 『なかうしみるえ』ちゃん。2010年に誕生した、町の農協青年部(今は“中頓別町青年部”って名前になってるよ!)のマスコットなの。
デザインのモチーフはね、中頓別町の特産“乳牛”と、まわりの豊かな自然。だから、ふんわり優しい雰囲気で、見てるだけでほっこりしちゃうんだ~♡
名前の“みるえ”って、たぶん“ミルク”と“エサシ(枝幸)”とか、いろんな意味が込められてるのかな? 可愛い響きで呼びたくなっちゃうでしょ?
山間部に位置している事から、春の訪れは少し遅くなっていて、4月中旬ごろまで根雪が残ります。また、冬は雪も冷え込みも非常に厳しく、気温がマイナス30度を超えることもあるんです。11月中旬から降り始めた雪は、12月中旬ごろには根雪が10センチを超えるほどの積雪になる地域です。
ハイジの丘
<所在地>
北海道枝幸郡中頓別町
<連絡先>
01634-6-111 (中頓別町役場)
<アクセス>
中頓別市街地から車で10分

えっと……この“ハイジの丘”というスポットは、アニメ『アルプスの少女ハイジ』に出てくる“アルプスの風景”に似ていることから、そう呼ばれている俗称なんです。正式な名称ではないので、案内板などは設置されていません。


ここから広がって見える牧草地の景色は、まさに広大な北海道ならではといえる風景で……見ているだけで、日常の忙しさをふっと忘れさせてくれるような優雅さがあります。 また、季節によっては、この牧草地の中に“ロールベールラップサイロ”と呼ばれる、牧草を巻いて白いフィルムで包んだものが点々と並んでいる様子も見ることができます。
[アルプスの少女ハイジ]

それと……“ハイジ”は、今から40数年前にフジテレビ系で放映されたアニメです。原作は、スイスの作家ヨハンナ・スピリが書いた児童文学作品で、スイスの暮らしや、そこで暮らす動物たちの様子がアニメーションで丁寧に描かれています。
最近では、“アルムおんじ”や“ペーター”、“クララ”や“ゼーゼマン”といったキャラクターが、某CMにも登場していますよね。
[ロールベールラップサイロ]
ロール状に梱包された牧草をラップでサイレージ化する技法です。一般的には採草地や農家の近辺に積み上げられますが、北海道など畜産が盛んな地域では採草地にポツポツと点在されている景観を見る事が出来ます。


中頓別鍾乳洞自然ふれあい公園 & 中頓別鍾乳洞
<所在地>
〒098-5554
北海道枝幸郡中頓別町字旭台
<電話番号>
01634-6-1299
<開洞期間>
5月頃~10月末日(冬期閉園)
<開洞時間>
9:00~17:00
<入洞料金>
無料
<駐車場>
無料駐車場有
<アクセス>
中頓別ターミナルから車で10分
/音威子府駅下車から車で60分
【中頓別自然ふれあい公園】


えっと……こちらは、日本最北のカルスト地形を観ることができる公園です。園内には、約1.5キロの遊歩道が整備されていて、自生する植物や野生動物、そして季節ごとに変化する自然の姿を楽しむことができます。遊歩道を進んでいくと、“軍艦岩”や“親子岩”といった場所にも登ることができ、約1,000万年前に形成された自然の造形美を間近で感じられます。

また、5月ごろに訪れると、“エゾノリュウキンカ”や“オオバナノエンレイソウ”、“ニリンソウ”、“エゾエンゴサク”など、色とりどりの花々がお出迎えしてくれます。さらに、有料で化石発掘体験もできますし、公園内を巡る際に不安を感じたり、もっと詳しく知りたい場合は、ガイドサービスを利用することも可能です。


そして……この公園で特におすすめなのは、“鍾乳洞まつり”と“夜桜ライトアップ”が行われる時期です。これらは見逃すのが“今世紀最大の損”と言えるほど華やかで魅力的なイベントなので、その日をピンポイントで狙って訪れるのも良いと思います。
【鍾乳洞まつり】
えっと……この『鍾乳洞まつり』は、例年6月上旬に予定されています。だいたい10時から15時の間で開催されています。出店やさまざまなイベントがあって、とても華やかに演出されるお祭りなんです。


中頓別鍾乳洞自然ふれあい公園内の特設会場で開催される『鍾乳洞まつり』では、神秘的な鍾乳洞や一面に咲き誇る芝桜を楽しむことができます。
この鍾乳洞は北海道指定の天然記念物であり、貴重な文化財としても知られています。祭りでは鍾乳洞の見学ができるほか、砂金掘りの疑似体験や、子どもたちが楽しめるイベント、町内の出店もあって、とても賑やかです。
また、お祭りを華やかに彩る軍艦岩一帯の芝桜は、とても見どころですよ。
※2025年は工事のために中止となっております。
【中頓別鍾乳洞】


えっと……この中頓別鍾乳洞は、日本の実効支配が及ぶ地域の中で、最北に位置する鍾乳洞です。1938年には文部大臣から天然記念物の指定を受け、さらに1958年には北海道指定天然記念物にも選ばれています。


この鍾乳洞のある地域一帯は、先ほどご紹介した“中頓別鍾乳洞自然ふれあい公園”として整備されていて、日本最北のカルスト地形として保護されています。本来カルスト地形は、古代のサンゴ礁が長い時間をかけて形成するといわれていますが、ここ北海道では寒さのためサンゴは育たず……その代わりにフジツボ類やホタテ貝などの貝殻が堆積し、石灰層として形成されたと考えられています。
駐車場のすぐ横から遊歩道が整備されていて、安心して“探検気分”で鍾乳洞を巡ることができます。照明が完備されているのは第一洞のみで、距離はおよそ60メートルほどですが、内部に立ち入って観察できるようになっています。
中頓別町郷土資料館
<所在地>
〒098-5551
北海道枝幸郡中頓別町字中頓別37
<電話番号>
01634-6-1170
<問合せ先>
中頓別町教育委員会
北海道枝幸郡中頓別町字中頓別172-6
<TEL>
01634-6-1111
<休館日>
月曜日・祝日・年末年始
<入館料金>
大人:120円
小中学生:60円
<アクセス>
中頓別町バスターミナルから徒歩約5分

こちらの展示では、開拓時代の中頓別町の生活風景がリアルに再現されています。その中には、ウソタンナイ川支流で発掘された、最大重量768グラムもある金塊のレプリカも展示されています。さらに、もっと太古の時代にさかのぼる『アンモナイトの化石』なども見ることができます。


……768グラムの金塊……私も欲しいな……
ベーチャン川砂金堀体験
<所在地>
〒098-5561
北海道枝幸郡中頓別町兵安
<問合せ先>
中頓別観光協会
〒098-5113
北海道枝幸郡中頓別町敏音知
<電話番号>
01634-7-8510 (TEL/FAX)
<営業期間>
7月半ば~8月後半 09:00~16:00
<体験料金>
500円(用具貸出量-1組)
<アクセス>
中頓別市街地より車で約10分


夏場の1ヶ月間は、インストラクターが常駐していて、道具の貸し出しも行っています。ここはかつてゴールドラッシュで賑わった川で、今でも砂金採取が可能なんですよ。また、先ほどご紹介した“中頓別町郷土資料館”には、中頓別で採取された日本最大重量の金塊レプリカが展示されています。


もしかすると、まだ誰にも見つかっていない金塊が、ひっそりと川のどこかに隠れているかもしれません……。そんな夢を抱きながら、「ベーチャン川砂金掘り体験」に訪れてみませんか?
知駒岳
<所在地>
〒098-5564
北海道枝幸郡中頓別町字上駒
<問合せ先>
01634-6-1111(中頓別町役場)
<アクセス>
中頓別市街地から車で20分


えっと……こちらは、天塩郡幌延町との境界にある標高532メートルの知駒岳です。山腹にある“知駒峠”からは、中頓別のシンボルマウンテンとも言える標高703メートルの敏音知岳や、パンケ山、イソサンヌプリ山が望めます。さらに、天候が良ければ利尻富士やオホーツク海、そして樺太(サハリン)まで見ることができるんですよ。


山頂に登ると、その近くにはアカエゾマツやハイマツの群落が広がり、亜寒帯の針葉樹や温帯の広葉樹が混ざった“針広混交林”を観察できます。また、高山植物のイワツツジやガンコウラン、チングルマなど、さまざまな環境の植物を一つの知駒岳で見ることができます。
そんな絶景ポイントへは、中頓別の市街地から車で約20分ほどの距離になっています。
道の駅「ピンネシリ」

この道の駅ピンネシリは、もともとオートキャンプ場だった場所が道の駅に生まれ変わりました。そのため、敷地内には電源完備のカーサイトやコテージ、五右衛門風呂があります。さらに、24時間利用可能なコインランドリーや自動販売機、多目的ホール、研修室も備わっています。向かい側にはピンネシリ温泉もあり、何日滞在しても飽きないアウトドアエリアとなっています。


・オートキャンプ場カーサイト
緑豊かで静かな人気絶大のキャンプ場です。


・コテージ
テレビ・冷蔵庫・レンジ等が完備されています。食料品を持参すれば、のんびり楽しめます。


・ふるさと生活体験館
昔の生活が体験可能な施設です。五右衛門風呂や手押しポンプなど、初めて見る様な設備を体験できます。
三ツ星級の自然堪能スポットを中頓別町で体感しよう
海に面していないからって、軽く『中頓別町のスポットを全制覇しなければ帰らない!』なんて言うと、いつまでたっても帰れなくなっちゃいそうですよね?それくらい、自然を感じられるスポットがたくさんある中頓別町なんです。


やっぱり鍾乳洞を見るなら、『氷筍トレッキングツアー』に申し込んで、【氷の女王の居城】に訪れてみたいなって思います。
でも……正直、私としては【768】の数字が頭から離れませんけど……
なみえ:「浮浪雲さん この様な感じで如何でしょうか?」
浮浪雲:「えっ? 如何って…今日の なみえちゃんってなんか変だよ?」
なみえ:「えっ! そんな事は無いですよ いつもと変わらないです」
浮浪雲:「そうかなぁ~ん~マァイイカ」
(あまり問い詰めて怒らせたくないし…)
浮浪雲:「ここが中頓別鍾乳洞だね。なんか鍾乳洞って少し不気味な感じもあるよね?」
なみえ:「えっ? そうですか? 色々と鍾乳石の状態や、洞窟の広がり方など勉強になっていいと思います。」
浮浪雲:「えっ!べ・勉強…?」
(何で勉強なんだ?)
浮浪雲:あっそうだ! なみえちゃん直ぐに転んじゃうって言っていたよね? 危ないから手を繋いで歩こうか?」
なみえ:「えっ! 別にこの位の場所は大丈夫です。 手とか繋がなくても普通に歩けます!(怒)」

浮浪雲:「あっ! ご、ごめんね…余計なお世話だったよね。本当にごめんなさい。」
(心の声:この前は手を繋いで歩きたかったって怒ってたのに…女心って難しいなぁ)
なみえ:「いえ、別に大丈夫ですよ」
・・・その後は何も会話をせずに、無言のまま中頓別鍾乳洞自然ふれあい公園を後にしました・・・
浮浪雲:「そ・そうだなぁ~と・取り合えず食事にしようか? お腹減ったでしょ? 何か食べたい物はあるかな?」
なみえ:「えっと、私は何でもいいです」
(北海道なら当然海鮮が良いなぁ~)
浮浪雲:「あっ…そう…」
(ん~なんか今日の なみえちゃんは対応に困るな…)
なみえ:「・・・」
浮浪雲:「ん~それじゃ 俺も良く分からないからネットにある【森のキッチンハル】って言う洋食のお店でいいかな?」
なみえ:「え…海鮮のお店じゃないんですか?」
浮浪雲:「ん~なみえちゃんも海鮮は、ちょっと飽きて来たかなって思ったんだけど…?」
なみえ:「ん…折角北海道に来たから海鮮を楽しみたかったけど…でもそのお店で良いです」
浮浪雲:「えっ?折角北海道って…? ん? どういう事?」
なみえ:「ハッ(ヤバイ…) いえ…何でもないです。洋食のお店で良いです!」
浮浪雲:「いや…なみえちゃん? が海鮮を食べたいなら、ちょっと離れているけど、どうせこれから行くのは枝幸町だから、大樹って言うお寿司屋さんに行こう。この近辺はあまり海鮮のお店が見つからなくって…ごめんね」
なみえ:「えっ…本当に洋食のお店で良いです。変な事言っちゃって、すみません」
浮浪雲:「いやいや、気にしなくて大丈夫だよ この後進んで行く方向だからね ただちょっとご飯が遅くなっちゃうけど…我慢してね」
なみえ:「はい ありがとうございます」
急遽食事の場所をネットで探して、この後向かう枝幸町にある【大樹】と言うお店へ向かいました。
喰処大樹
<所在地>
北海道枝幸郡
枝幸町歌登西町121−31
<電話番号>
0163-68-2551


浮浪雲:「なみえちゃんは何を食べるのかな?」
なみえ:「え~と…」
(わぁ~結構高い…そこまで考えていなかった…どうしよう あまりお金を持ってきてないよぉ~)
浮浪雲:「生寿司の特上? それともいくら丼にする? 上ちらしも良いかもね?」
なみえ:「いえ…そんな高いのはお金が無くて頼めないです」

浮浪雲:「(。´・ω・)ほぇ? なみえちゃん、悪いけど…その冗談はちょっと笑えないかも…」
なみえ:「えっ!冗談じゃないです!(怒)」
(ん? 何で怒ってるんだ…?)
浮浪雲:「まぁいいや。別に俺が払うんだから、お金のことは気にせず、いつもみたいに好きなの食べなよ」
なみえ:「えっ?浮浪雲さんが…」
(払ってくれるの?)
浮浪雲:「ハハハッ! いつもそうしてるでしょ? なみえちゃんは旅でNAVIしてくれれば十分!…ん? この旅って“独り旅”だったっけ?まぁいいや。とにかく遠慮しなくていいよ」
なみえ:「ありがとうございます…」
(助かったぁ…でも、ご馳走になるなら安いのにしないと…)
浮浪雲:「なみえちゃん、好き嫌いないよね?じゃあ生寿司(特上)でいいね?」
なみえ:「えっ!そんな高いのじゃなくてもいいです、並で…」
浮浪雲:『注文お願いします! 生寿司(特上)二人前で!』
なみえ:「……」
浮浪雲:「なみえちゃん、なんか変だよ? いつも自由に頼むじゃん」
なみえ:「私にはそんなこと出来ません!(怒)」
浮浪雲:「“私には”?…よく分からないけど…疲れてるんじゃない? お寿司食べて元気出そ。きっとお母さんとの喧嘩が原因かな…」
なみえ:「……ごめんなさい」
浮浪雲:「大丈夫! ほら、美味しそうなの来た。食べよう!」
なみえ:「はい…いただきます」
(何か話さないと…)
浮浪雲:「なみえちゃん、今日のヘアスタイルも可愛いね」
なみえ:「(ゴホッ!ゴホッ!) な、何を急に…」
浮浪雲:「いや、何となく。メイクもいい感じだし」
なみえ:「(ゴホッ!ゴホッ!) 急に可愛いとか…慣れてないんでやめてください!」
浮浪雲:「ん? 慣れてない? 毎朝可愛いって言ってるでしょ?」
(いつも喜んでたのに…今日は違うのか?)
(えっ…そうなの?)
なみえ:「えっと…食事中だから…です」
そんな気まずい感じの空気の中で食事を終えて次の目的地へ…
浮浪雲:「美味しかったね!」
なみえ:「はいっ♪ あんなに高いお寿司食べたの初めてです。とっても美味しかった(^^♪」
浮浪雲:「ん?」
(やっぱりなんか変だな…いつもと同じくらいだと…?)
なみえ:「浮浪雲さんは高級志向なんですね♪」
浮浪雲:「そんな事無いけどね」
(ん?ちょっと機嫌がよくなったかな?)
なみえ:「凄く美味しくて幸せを感じてしまいました」
浮浪雲:「ん~喜んでくれて嬉しいよ!」
(いつもとヘアースタイルとメイクが少し違うけど…なみえちゃんだよね? あっ わかった! 胸がいつもより大きいかも…? ん~いや…それは気のせいだな?ハハハッ)
なみえ:「本当に 美味しいお寿司ありがとうございました」
浮浪雲:「あ・あぁ~そうだ また次の枝幸町のスポット紹介をして貰っていいかな?」
なみえ:「はい 美味しいお寿司を食べて元気が出たので、頑張ってご紹介をさせて頂きます」
(ん? また「頂きます」って丁寧な言い方…?)
浮浪雲:「取り合えず宜しくお願いします」
枝幸町

何かの歌で聞いたことのあるようなタイトルかもしれませんが…(これは『浮浪雲さん』からの強いご要望で、無理やり書かされました)。
枝幸町は、毛ガニの水揚げ量が日本一の町です。まずはその名前の由来からご紹介しましょう。枝幸はアイヌ語が語源で、「頭が・浜に・ついている・所」という意味。少し暗号のようですが、これは『岬』を表す言葉だそうです。アイヌ語では「エサウシイ(エサウシ)」と呼ばれていました。
現在の枝幸町は、オホーツク海に面した旧枝幸町と、内陸部の旧歌登町(うたのぼり)が合併して誕生しました。明治中期には近郊で金鉱床が発見され、一時は金の採掘で賑わった歴史もあります。
ご当地キャラクター紹介

2011年に誕生した、森と海が大好きな「えさっしー」だよ~♪
明るくて元気いっぱいだから、だれとでもすぐ仲良しになれちゃうのっ!
特技はね、じゃじゃ~んっ!毛ガニ漁獲量日本一を表す「№1ポーズ」なんだって♡
会ったらきっと、あなたも「えさっしー」に夢中になっちゃうはずだよ~!

「えさっぴー」は、枝幸町の特産である毛がにと自然をイメージした親しみやすいキャラです。スタンプで日常に取り入れたり、イベントで実際に会って応援したりと、ファンとの交流を大切にしています。
他にも「えさっしー」との違いや、グッズ購入先、今後のスケジュールなど気になることがあれば、お気軽に聞いてくださいね!

アポイ岳の自然と地元の魅力を可愛らしい妖精たちで表現した「アポイちゃん&カンランくん」。ジオパークや観光案内に彩りを加える存在です!気になるグッズ、イベントスケジュール、利用規約など詳しく知りたい項目があれば、ぜひ教えてくださいね。
枝幸かにまつり
<所在地>
枝幸郡枝幸町岬町
<電話番号>
01636-2-1205
(枝幸かにまつり実行委員会事務局)
毛ガニの水揚げ量が日本一の北海道・枝幸町。ここでは町を代表する一大イベント、「枝幸かにまつり」が毎年開催されます。来場者はなんと毎年2万人超え!毛ガニ好きにはたまらない、まさに町のブランド祭りです。
このお祭りの始まりは昭和43年。あとの方で紹介する「ウスタイベ千畳岩」が【北オホーツク道立公園】に指定されたことを記念し、ルート開きと同時に開催されたのがきっかけです。以来、半世紀以上にわたり続く、枝幸の夏の風物詩となっています。


まずですね…お祭りに行く前に絶対用意してほしいのがクーラーボックスです。海産物のお土産を買う方は、鮮度を落とさないためにも保冷剤と一緒に準備してくださいね。(海鮮物はやっぱり命ですから…!)それから、天候のチェックも忘れずにお願いします。日よけや雨具、一枚羽織れる上着があると安心です。会場は芝生なので、腰を下ろすとき用にビニールシートもあると便利ですよ。
あと…きっと会場を歩いていると、美味しそうな海産物に絶対手が伸びちゃうと思います。そのときのためにウェットティッシュは必需品です。
そして、忘れちゃいけない一番大事なのが…Myキッチンバサミです!名物のカニ汁には毛ガニが丸ごと入っているんです。足から身まできれいに、美味しく食べるためにも、これを忘れると本当に後悔しますよ。


それから、もし運が良かったらぜひ挑戦してほしいのが【毛ガニ早食い競争】です。
毎年数百人の希望者から抽選で選ばれるんですが、出場できたら制限時間内にどれだけ食べられるかを競うんです。…もう、毛ガニをお腹いっぱい、心ゆくまで食べられるビッグチャンスですよ!
これさえ準備しておけば、「枝幸かにまつり」を思いきり楽しめます。
当日、会場でお会いできたら…ぜひ声をかけてくださいね、浮浪雲さん。
オホーツクミュージアム えさし
<所在地>
北海道枝幸郡枝幸町三笠町1614-1
<電話番号>
01636-2-1231
<営業時間>
09:00~17:00
<定休日>
毎週月曜日
最終週の火曜日
(祝日の場合は翌平日が休館日)
年末年始(12月30日~1月4日)
<入館料>
無料
<駐車場>
無料


ここで一番の目玉として展示されているのは、国の重要文化財に指定されたオホーツク文化の204点です。これはまさに一大コレクションで、歴史や文化に興味のある方には見逃せない展示だと思います。
さらに、絶滅した哺乳類であり、今もなお謎に包まれた生態を持つデズモスチルスの全身骨格化石も必見です。加えて、全長7メートルを超える、国内最大級と言われるシャチの骨格標本も迫力満点で、きっと目を奪われます。その他にも、地域の生活文化の紹介や、動植物の標本などを通して、枝幸の豊かな自然を知ることができます。
歴史・文化・自然、この3つを一度に楽しめる、まさに知的好奇心を満たすミュージアムです。
スーパー林道
(美深スーパー林道・美深歌登スーパー林道)


この道は、北海道はもちろん、日本の中でも屈指の林道と言われているんです。景色の美しさはもう…必須条件どころか、走る人の心をがっちり掴んじゃいますよ。しかも景観だけじゃなくて、走る楽しさや渓流釣り、登山など、林道ならではの魅力が全部詰まっているんです。幅も広く、勾配もきつすぎないので走りやすいんですが…その分、多くの車やバイクが集まります。ですから、事故につながらないように十分気を付けてくださいね。
それと、大事な注意点がひとつ。渓流釣りの解禁日、7月1日はできれば避けた方がいいです。釣り人の路上駐車が増えて走行スペースが狭くなってしまい、危険と隣り合わせになってしまうからです。


ちなみに、この道の正式名称は「美深スーパー林道」または「美深歌登スーパー林道」といいます。
景色も遊びも楽しめる素晴らしい道ですが…安全第一で、ぜひ満喫してくださいね。
うたのぼり健康回復村ふれあいの森キャンプ場
<電話番号>
01636-8-2151
(歌登総合支所:産業建設グループ)
<営業期間>
5月中旬~10月末まで
(シーズン営業)
<定休日>
定休日無
<In&Out>
フリー
<施設タイプ>
芝
<利用料金>
無料
<共有設備>
管理棟・オートフリーサイト(約20台)
炊事場・トイレなど


皆さんの住んでいる場所で、晴れた夜に空を見上げたら…どのくらい星が見えますか?
これは場所によって全然違うんですが、たとえば東京の中心部や繁華街だと…もしかすると、数えられるくらいしか見えないかもしれませんね。
でも、ここ――うたのぼり健康回復村ふれあいの森キャンプ場では全然違うんです。
山の頂上にあるキャンプ場なので、周りに邪魔をする光がほとんどなくて…見渡す限りの夜空に、無数の星が輝いているんですよ。


ただ…ちょっとだけ難点があって。この「うたのぼり健康回復村ふれあいの森キャンプ場」って名前、すごく長いので…紹介するときは舌を噛まないように気をつけてくださいね。
でもそれ以上に素晴らしいのが、ここから見える最高のロケーション。見渡す限りの自然と、全身を包み込むようなマイナスイオン。目も心も、そして身体まで…全部がリラックスできる、そんな極上のキャンプ場です。
道の駅・マリーンアイランド岡島
http://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/768/
<所在地>
北海道枝幸郡枝幸町岡島1978番地13
<電話番号>
01636-2-2860
<営業時間>
09:00~16:30(4月下旬~6月・10月)
09:00~17:00(7月~9月)
10:00~16:00(11月~4月下旬)
<定休日>
週月曜日(通年)・年末年始・レストラン不定休
※冬期間は天候の事情による臨時休館あり


国道238号線を走っていると…海沿いに、船をモチーフにしたデザインの建物が見えてきます。それが、こちらの道の駅なんです。
中には海産物コーナーやレストラン、休憩所があって、ドライブの途中に立ち寄るのにぴったりです。特に海産物コーナーは地元ならではの新鮮なものが揃っていて、お土産選びにも困りませんよ。


そして、この道の駅のすぐ隣には広大なオホーツク海が広がっています。遠浅の砂浜なので安心して遊べて、海水浴はもちろん、磯遊び・釣り・潮干狩りまで楽しめるんです。
もしお天気が良ければ、潮の香りを感じながらのんびり海辺を散歩するのもおすすめですよ。浮浪雲さん、ここは…ただ通り過ぎるのはもったいない場所です。ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
ウスタイベ千畳岩
<所在地>
北海道枝幸郡枝幸町岬町1135-1
<問合せ先>
0163-62-1205
(枝幸町観光協会)


全国に誇れる景勝地として、枝幸町を代表するのが…ウスタイベ千畳岩です。ここは「北オホーツク道立自然公園」の一部にも指定されていて、自然の魅力がぎゅっと詰まった場所なんですよ。千畳岩の特徴は、溶岩が急激に冷えて固まったときにできる「柱状節理」という現象です。そのおかげで、見渡す限り畳を敷き詰めたような独特の景観が広がっていて…思わず息を呑んでしまいます。


さらにこの場所は、縄文時代(約2,000年前)の遺跡や擦文時代(約1,000年前)の遺跡にも囲まれていて、つまり、それよりもずっと前に地球が生み出した、自然の芸術を間近で感じることができるんです。
浮浪雲さん、ここに来たら…ぜひ時間を忘れて、岩の美しさと歴史をゆっくり味わってくださいね。
カニの魅力で1本勝ち! 他にもあります「枝幸町」の魅力!
ふふっ、浮浪雲さん…やっぱりあの枝幸かにまつりの毛ガニ早食い競争、頭から離れませんか?
わたしも思い出すだけでワクワクしちゃいます。でも、それだけじゃないんです。これまでご紹介したスポットも、どれも魅力がいっぱいで、どこに行こうか迷っちゃいますよね。

特に…ふれあいの森キャンプ場の夜空は、本当に特別です。一度見上げてみてください。都会では絶対に見ることのできない、満天の星空が広がっています。目に焼き付けたら、心も記憶も…ずっと離れなくなりますよ、浮浪雲さん。
本当に…ここは、自然と一体になれる贅沢な場所です。
なみえ:「あの、浮浪雲さん…」
浮浪雲:「ん? どうした、なみえちゃん?」
なみえ:「恥ずかしいので、変なタイトルで説明させないでください」
浮浪雲:「変なって…? なんだか、有名な女性ボーカルユニットの曲っぽいタイトルじゃないか」
なみえ:「いえ…それはわかるんですけど、なんだか盗作っぽくて嫌なんです」
浮浪雲:「そうか…まぁまぁ、でもなみえちゃんなら喜ぶかと思ったんだけどね」

なみえ:「でも、私は喜びません!」
浮浪雲:「ん? でも私は…?」
(マズイ…どうしよう…)
なみえ:「あっ、そうだ! 『枝幸かにまつり』って楽しそうですね。一度でいいから、カニを思いっきり食べてみたいです」
浮浪雲:「なみえちゃんは、やっぱりカニが好きなんだね。このあたりにカニをたくさん食べられるお店、無いかな?」
なみえ:「えっ…そんな気を使わなくてもいいです。なんか催促したみたいで…そんなにずうずうしい子じゃないです…」
浮浪雲:「なんか今日のなみえちゃん、いつもと違うね? いつもなら『いくぅ~!』って喜びそうだけど」
なみえ:「私はそういうタイプじゃないです! 怒」
浮浪雲:「ん? また私は…って?」
(えっ…どうしよう…)
(ヤバい、また無言ってことは怒ってるのかな?)
浮浪雲:「そ・そ・そうだ! そろそろ今日泊まるホテルを探さないとね?」
なみえ:「あっ、そうですね…」
(良かった、話が逸れてくれた…)
・・・・・ ホテル検索中 ・・・・・
(ん~今日の なみえちゃん…なみえちゃんじゃないみたいなんだよな?なんか変だ…ってか今日は凄く気を使うかも?)
(なんか話し方が丁寧だし…凄く遠慮がちだし…)
(お母さんと凄い喧嘩したのかな?そしてまだ不機嫌?)
(あっ!もしかして別人?誰かと入れ替わって別の人が…ってアニメじゃあるまいし、そんな事は無いよなぁ…)
(確かにヘアースタイルやメイクは違うけど、顔は なみえちゃんだし…)
(確かに女の子は化粧で変わるからなぁ~)
(今日の部屋の取り方も悩むなぁ~気まずくても部屋を別にすると怒りそうだし、ツイン部屋にしても、稚内の時みたいに怒るだろうな。でも…こんな感じだけどいつもみたいに一緒の布団で寝るのか?)
(ちょっと軽く振ってみて様子を見るしかないな…)
・・・・・ ホテル検索中 ・・・・・
なみえ:「あの…なんか私、浮浪雲さんのこと怒らせちゃいましたか? ごめんなさい」
浮浪雲:「えっ? 怒ってないよ…どうして急に?」
なみえ:「いえ…なんかずっと無言だったから、怒らせちゃったのかなって思って…」
浮浪雲:「ごめんごめん。今、ホテルを探してただけだよ」
なみえ:「良かった…怒ってるのかと思って、ちょっと心配でした」
浮浪雲:「大丈夫だよ! ん~…ここはどうかな? 【ホテルニュー幸林】。毛ガニ付きのプランがあるんだ」
なみえ:「私は、どこでもいいです」
ホテルニュー幸林


<所在地>
〒098-5822
北海道枝幸郡枝幸町北幸町1624-2
<電話番号>
TEL0163-62-4040
FAX0163-62-4042
<受付時間>
10:00~21:00
<食事処>
全65席/ 全席禁煙席/ 個室あり/
<営業時間>
昼11:00~14:00(LO 13:45)
夜17:00~20:30(LO 20:00)
| 部屋数 | 総部屋数59室:洋室48室 / 和室9室 / 和洋室2室 洋室内訳:シングル26室(-) / ツイン22室(-) |
|---|



浮浪雲:「それと…部屋はどうしようか? 洋室だとシングルかツインしかないんだよね。和室なら、いつもみたいに一つの布団で眠れるけど…和室でいいかな?」
なみえ:「えっ!? 一緒に寝るなんて駄目です! 何言ってるんですか!(怒)」
浮浪雲:「えっ…? いや、いつものことじゃ…」
(今日は機嫌悪いのかな?)

なみえ:「いえ…やっぱり一緒の部屋なんて、絶対に駄目です!(怒)」
(やっぱり変だ…この子、本当に“なみえちゃん”なのか? いや…見た目はどう見てもなみえなんだけど…)
なみえ:「それなら、今日はもう帰ります」
浮浪雲:「いやいや、ちょっと待って! 意味不明だから! とにかくいきなり帰るのはやめて!」
なみえ:「でも…もう無理です」
浮浪雲:「えっ、“無理”って…ひとつ聞いてもいい?」
なみえ:「…なんですか?」
浮浪雲:「ん~…なんて言えばいいのかな… 君って…誰?」
(あ…バレたかも…どうしよう…なみえに怒られちゃう…)
浮浪雲:「やっぱり、なみえちゃんじゃないよね? 今日は朝からずっと違和感あったんだ…本当は誰?」
なみえ:「……」
浮浪雲:「何も言わないで“シュタッ!”って帰っちゃうつもり?」
なみえ:「……」
浮浪雲:「帰っちゃったら…そうだ! カニ食べられないよ?」
(あっ…そうだった…カニは食べたい…でもバレちゃったし…どうしよう…)「・・・」
浮浪雲:「別に怒らないから、本当のことを話してくれない?」

(もう…ダメ…隠せない…)
なみえ:「ご、ごめんなさい」
浮浪雲:「ん? ごめんなさいって…何に対して?」
すみか:「私は…『すみか』って言います。 なみえの姉です」
浮浪雲:「え? なみえちゃんのお姉さん? こんなにクリソツって…双子なの?」
すみか:「えっと…はい、そんな感じです」
浮浪雲:「だから今日の“なみえちゃん”はいつもと違ったんだな? でも…なんで?」
すみか:「はい…なみえが毎日どこかに出かけていることに、お母さんがすごく怒ってしまって…。今日は何とか説得するから、一日だけ“なみえ”のフリをして、浮浪雲さんをご案内してって頼まれたんです」
浮浪雲:「そうだったのか…。じゃあ俺、なみえちゃんにも、すみかちゃんにも迷惑かけちゃってたんだな。ごめん」
すみか:「いえ…私は大丈夫です。すごく楽しかったし…高いお寿司まで食べられて、嬉しかったです」
浮浪雲:「でも、まだカニは食べてないよね? 本当は食べたいでしょ?」
すみか:「え…カニ…(食べたい…でも…) でも大丈夫です」
浮浪雲:「それじゃ提案。和室でもツインでもいいから一部屋取って、カニ食べて満足してから“シュタッ”って帰ればいいんじゃない?」
すみか:「そんな失礼なことはできません…」
浮浪雲:「いや、今日は案内してくれたお礼だよ」
すみか:「でも…」
浮浪雲:「じゃあご飯の後、少し俺の話し相手をしてくれるってことで…決定!」
すみか:「えっ!」
浮浪雲:「それとも俺と話すのは嫌?」
すみか:「いえ…浮浪雲さんは面白い人だから、大丈夫です」
浮浪雲:「じゃあ決定だね!」
すみか:「は、はい…よろしくお願いします」
と言う事で…『ホテルニュー幸林』にcheck inしました。
浮浪雲:「いやぁ~、毛ガニ…ほんっと美味しかったなぁ~」
すみか:「はい…すごく美味しかったです。 あんなにたくさん食べたの、初めてです」
浮浪雲:「食べてるとき、めちゃくちゃ幸せそうな顔してたよ」
すみか:「だって…本当に幸せでしたから♪」
浮浪雲:「そっか…じゃあ食べさせた甲斐があったな」
すみか:「はい…本当にありがとうございました」

浮浪雲:「とにかく、喜んでくれて俺もすごく嬉しいよ」
すみか:「はい…あの、ちょっと聞いてもいいですか?」
浮浪雲:「ん? 何を?」
すみか:「いつも…なみえとは一緒の部屋で寝てるんですか?」
浮浪雲:「うん、一緒の布団で寝てるよ」
すみか:「えっ!? ★◇▽×※!! 一緒のお布団に…ですか?」
浮浪雲:「そうそう。だって一人だと怖いって言ってたし」
すみか:「確かに怖がりな子ですけど…知らない人と寝るほうが怖い気が…」
浮浪雲:「はははっ、だよね。俺も初日の朝、目が覚めたら横に寝ててビックリしたよ」
すみか:「…勝手に入って来たんですか?」
浮浪雲:「そうそう。…あっ! でも、まだ何もしてないから!」
すみか:「えっ…“まだ”って…?」
浮浪雲:「やばっ! “まだ”じゃなくて…えっと…ホントに何もしてないです!」
すみか:「ふふっ、浮浪雲さん…必死になってますね」
浮浪雲:「いや、マジで本当だから。我慢してるんだよ」
すみか:「えっ? 我慢って…」
浮浪雲:「いやいや、清廉潔白で…なんていうか…もう分かんないっす」
すみか:「あははっ…浮浪雲さんって面白い人ですね♪」
浮浪雲:「変な人ってよく褒められています」
すみか:「いや…それ、褒めてないと思いますけど」
浮浪雲:「えっ? そうなの? 褒められてるのかと思った」
すみか:「本当に面白い人です。なみえが、お母さんと喧嘩してまで来ちゃう理由、分かります」
浮浪雲:「なみえちゃんも楽しい子だから、俺も楽しいよ。…たまに喧嘩するけど」
すみか:「また、なみえが我儘言ってるんでしょ? あの子けっこう自分勝手なんですよ」
浮浪雲:「そうなの? 俺はいい子だと思うけどな」
すみか:「それに…思い込みもすごく激しいですし」
浮浪雲:「はははっ、確かに思い込みは激しいかもね」
すみか:「えっ? 何かあったんですか?」
浮浪雲:「ん~まぁ、大したことじゃないよ。ちょっとした勘違いかな」
すみか:「あ~あ…なんか、なみえが羨ましいです」
浮浪雲:「ん? 何が?」
すみか:「浮浪雲さんと毎日楽しい旅ができるからです」
浮浪雲:「じゃあ、これからすみかちゃんも一緒に旅する?」
すみか:「えっ…(ドキドキ…) で、でも…なみえに怒られちゃいます」
浮浪雲:「怒られるって、なんで?」
すみか:「『私の浮浪雲さんを取らないでぇ~』って…」
浮浪雲:「一緒に旅するくらいなら問題ないでしょ? それに、なみえちゃんにとって俺はただの“大切な妄想旅人の担当者”って感じだし」
すみか:「えっ?」
(…この人、なみえの気持ち分かってない…? なみえも『女心が分からない』とか『天然かも』って言ってたよね…)

浮浪雲:「おっ! もうこんな時間だね そろそろ帰らないで大丈夫かな?」
すみか:「あ~っ本当だ! でも なみえからは朝にChangeって言われているの…」
浮浪雲:「そうなんだ? だけど一つの部屋だから…一緒じゃ嫌だよね?」
すみか:「色々とお話したから大丈夫かもしれない…あっ! でもお布団は別々ですよ!」
浮浪雲:「いや…勝手に布団に入ってくるのは歓迎だけど、俺の方から入って来てとは言わないから安心して! セクハラで訴えられちゃうのも困る」
すみか:「訴えないですよ…なみえに怒られちゃうょ」
浮浪雲:「そっか…それじゃ~別々のお布団で眠りに入ろうか? ん? 朝早くに帰っちゃうんだよね?」
すみか:「あっ はい なみえと約束だから…5時頃に帰ります」
浮浪雲:「それじゃ今日は一日ありがとうね とっても楽しかったよ! また何かあったら遊びに来てね!」
すみか:「はい…なんか…(エーンエーン…)」
浮浪雲:「えっ! ど・どうして泣いているの? なんか悪い事を言っちゃったかな?」
すみか:「違います…(エーンエーン)…ちょっと急に寂しくなっちゃっただけです(エーンエーン…)」
浮浪雲:「参ったな…どうしたらいいかな?」
すみか:「大丈夫です…でも…」
浮浪雲:「でも…なに?」
すみか:「また たまに来ても良いですか?」
浮浪雲:「別に構わないよ 好きな時に来ていいからね」
すみか:「はい…ありがとう」
浮浪雲:「ところで今日は眠れるかな?」
すみか:「・・・・・」
浮浪雲:「ん~すみかちゃんが眠くなるまで話をしてる?」
すみか:「でも浮浪雲さんが大変だから…」
浮浪雲:「1日、2日くらい眠らなくても人間死なないよ ハハハッ」
すみか:「本当にごめんなさい」
そんな感じで雑談をしながら夜は更けていきました・・・・・






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